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CMYKとRGB



SAKU designのWEBサイトは「CMYK」と「RGB」で作品分けしています。

個人的には面白い区分けかなと思って気に入っているんですが、金ちゃんやSEO専門の人に「わかりづらい」と言われてしまったのでここに弁明します。


要は納品データ形式で分けています。


CMYKは印刷物ですね。ぼくは「触れるもの」とか言います。アナログって感じ。

ポスター、チラシ、電車の吊り広告、新聞、名刺、街中の看板、パッケージなどなど。紙をはじめ触れるもの全般を指しています。


DICやPANTONEなど色を規定しているONE PIECEのビブルカードのようなもので、色の仕上がりを統一することもできます。モニターの色や印刷機によって発色はそれぞれ。アナログ界の発明ですよね。


何より仕上がった時の紙の質感とか、サイズ感とか、活版印刷などの特殊印刷物になった時。コンビニでデザインしたパッケージが棚に並べられている時など、“触れられる”ことで得られる嬉しさは格別です。


その分ミスのできない緊張感や繊細さも必要です。

印刷されて世に出るころには時すでに遅し。

よく街中の看板でシールを貼って直してる“あれ”になります。

“あれ”を見るたびにその裏にいるデザイナーさんが真っ青な顔をしているのが目に浮かびます。笑




RGBは逆に「触れないもの」。今見ているこのブログとか、モニター越しに見ているもののことですね。


厳密には発色方式の違いだったっけな。


HP、EC、バナー、LP、サイネージ、UI/UX、アプリ、SNSなどなど。


CMYKとの違いは色数。圧倒的に多いです。

紙畑の自分からすると最初この表現の多さにテンション上がったものです。


ただキャンバスはCMYKものに比べて限定的なイメージ。

フォントも権限の関係で使えないとか。有料だとか。

デザイン重視するとSEOが下がるとか。


まだまだデジタル上での自由度の幅を広めるのに手こずってたりします。




専らコロナになってから、CMYKデザインよりRGBデザイン案件が増えました。というよりデジタル化が加速したって方が正しいのかな。CMYKのデータ制作が当たり前だったので、RGBのデータだけしか作ったことのないデザイナーさんに会うのが衝撃的。学校でもRGBの勉強のみだったっとか。

時代の流れを感じますな。


印刷会社≒コーダーみたいな感覚もようやく掴めてきたこの頃です。



と、話してきたCMYKとRGBの作品分けについて。

ロゴ系はどっちなんだ論争とか。結局ブランディングとかになるとどっちも混ざることが多いですし、妥協してわかりやすくしてしまおうかとこれを書いていて思いました。

紙畑からWEB畑に入り込むのは難しい!ということです。笑



先日お会いした下北沢のデザイナーさんにECサイト構築Shopify 公認のコーダーチームが下北沢にいると教えていただき、絶対需要あるよなー。と思いました。

それぞれのプラットフォームに一つの専門家。そんな時代すね。

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